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あけましておめでとうございます 2014バージョン

エドアルド 「というわけで、2014年も粛々と迎えることができたね。フフフ」
アラリス 「もうとっくに正月過ぎたけどね!!」
エドアルド 「まあまあ、固いことを言うんじゃないよ。僕たちみたいに死んじゃった人間は、こんなオマケ小話しか出番がないんだからさ・・・。せいぜい出させてもらうとしようよ」
アラリス 「そんなこと言ったって二人しかいないのに。こんなんで盛り上がれるかっ」(不貞腐れ)
エドアルド 「オルカンヌの聖女もいるよ」

──オルカンヌの聖女、突然現れる。

オルカンヌ 「ここにいるわよ」
アラリス 「ひっ・・・オルカンヌの聖女が喋った・・・」(青ざめ)
オルカンヌ 「失礼ね・・・。まるで珍獣扱いじゃないの」(不機嫌)
エドアルド 「そう反目するなって。仲良くやろうよ。死んだ人間どうし」
アラリス 「え・・・。ほ、他にいるだろ? 誰か! 誰か他に!!」
エドアルド 「いるけど。ギィ枢機卿とか・・・。自宅で変な魔法研究に没頭してるけど、会いたいならあわせるけど?」
アラリス 「別に会いたくない・・・・・・・・」

──彼らと離れて、ひとり水辺へ。

アラリス 「はああ。年明けから死んでしまうなんてツイてない・・・」(蹴)
アラリス 「まあ、死後の世界ってのは思ってたより色々あるけど・・・」
アラリス 「ていうか普通にあっちの世界っぽい感じだけど・・・」
アラリス 「でも、ここにはあいつらがいないんだよなぁ・・・」
アラリス 「ヴィクターとか・・・フィアとか・・・。あとガーラントとか・・・」
アラリス 「・・・どうせまたバカなことしてるんだろうな。あの人真性のバカだし」

ガーラント 「なんだ、やっぱり俺に会いたかったのか!」(地面から頭が生えてくる)

アラリス 「ヒイイイイイイ!!!」(仰天)
ガーラント 「そう驚くなって。よいしょっと」(全身が出てくる)
アラリス 「ガ、ガ、ガーラント? なぜ、こんなところに? ハッもしかして!?」
ガーラント 「いやまだ死んでない」
アラリス 「なんだ・・・。はービックリした」
ガーラント 「ハッハッハ」
アラリス 「でも、それじゃなんでここにいるの? ここは死後の世界なのに」
ガーラント 「おまえに会いたいと思う気持ちが、俺をここに呼び寄せたのさ」
アラリス 「なぜだろう・・・あまりときめかない」

ガーラント 「とにかくおまえ、あれだ、元気でやってんのか? ん?」
アラリス 「そ、そりゃあね。見れば分かるでしょ。元気だよ」
ガーラント 「そうか。そりゃあ良かった」
アラリス 「・・・普通に神妙に話しかけないでくれない? ガーラント。困るんだけど」
ガーラント 「いやいや。おまえがいなくなってから、俺も性格が丸くなっちまって」
アラリス 「本当ですか? 怪しいな・・・」

──後ろの雪だるまの眼光が鋭くなる。

雪だるま 「全然丸くなってないぞ。そいつは嘘をついてる」
アラリス 「ぎゃー突然雪だるまが喋った!!!?」(動転)

──振り向くと、雪だるまが佇んでいる。

雪だるま 「・・・悪いな。こんな姿でしか来れなかった」
アラリス 「よ、よく聞いたら、その声・・・ヴィクターか?」(おそるおそる)
雪だるま 「おう、そうだぞ」(木の枝の手をヒョイと上げてみせる)
アラリス 「『おう』とか・・・。そんな格好で言われても」(困惑)
雪だるま 「しかし、本当にこっちに来れるとは思わなかった」
アラリス 「いったい何をどうしたら雪だるまに乗り移れるんだ?」
雪だるま 「おまえのことを考えてるうちに眠気が・・・。気がついたらこの姿でここにいた」
アラリス 「ずっと動かずにここにいたの?」
雪だるま 「うむ。足がなくて動けなかった」
アラリス 「プッ」
雪だるま 「笑うな!!」(怒)

ガーラント 「ケッ。んじゃ、あとはお若い二人で・・・ってことで。おっさんは退散するわ」
雪だるま 「ふん、さっさと失せやがれ」
ガーラント 「生意気な雪だるまだな。鼻のニンジンもぎ取ったろうか?」(脅)
雪だるま 「おう、やれるもんならやってみろ!」
アラリス 「ちょっと! くだらないことで喧嘩するのはやめなよあんたたち!」
雪だるま 「あのオッサンが悪い」(木の枝の手を動かしガーラントを指してみせる)
アラリス 「ヴィクター・・・。あんた、どこからどう見ても完璧に雪だるまだよ!」
雪だるま 「うるさい! 自分で格好を選べなかったんだからしょうがないだろ!!」(怒)
ガーラント 「はぁー。こっちの世界でもヴィクターに邪魔されるとか、なんか腹立つなー」

──ガーラント、面白くなさそうに立ち去る。

──アラリス、雪だるまのそばに膝を抱えて座る。

雪だるま 「・・・んで、あれだ。その・・・元気でやってるのか?」
アラリス 「ガーラントとおんなじようなこと訊かないでよ」
雪だるま 「・・・」
アラリス 「まあ、元気だよ? まだ慣れてないけどね」
雪だるま 「そ、そうか。まあ、そのうち慣れる・・・いや、その。何と言うか」(アタフタ)
アラリス 「フィアはどうしてるの。元気なの」
雪だるま 「元気だ」
アラリス 「ふーん・・・。そりゃ、良かったじゃん」
雪だるま 「・・・」
アラリス 「・・・」
雪だるま 「ま、まあ、今日はあいつのことはいいだろ。ここにいないんだし」(目を逸らす)
アラリス 「まあね。来ないほうがいいけど、こんなとこ」(足元の小石を池に投げ込む)
雪だるま 「そう言ったって、俺だってどうせ来るしなあ」
アラリス 「あんたは当分来なくていいよ。せっかく静かな暮らしをしようと思ってるのに、あんたが来たらかき乱される」
雪だるま 「う・・・そうか」
アラリス 「さっきエドアルドとオルカンヌの聖女に会ったよ。こっちじゃ仲良くやってるみたい」
雪だるま 「うへ・・。エドアルドか。会いたくはないな」
アラリス 「どっか行ったから、戻ってこないとは思うけど」
雪だるま 「オルカンヌの聖女には会ったことがない。どんなやつだった?」
アラリス 「ちょっときつい顔してるけど、まあまあ可愛かったかな」
雪だるま 「ふーん」
アラリス 「気になる?」
雪だるま 「いや別に・・・」
アラリス 「あんたって浮気性だもんね」(冷たい目)
雪だるま 「だっ誰がそんなこと言った?」
アラリス 「本編のほうで浮気してるって聞いたけど? 愛人がいるとか?」
雪だるま 「違う、誤解だ!! くそっこんなところまで風評被害が・・・」
アラリス 「なんだ。誤解なんだ」(あっさり納得)
雪だるま 「そうだ!! 言っておくが俺は浮気性じゃない。昔はともかく今は違う!!」
アラリス 「私とのことはどうだったの」(淡々)
雪だるま 「・・・・・答えにくい質問はやめてくれないか? アラリス」
アラリス 「あーごめん。ちょっと訊いてみたかっただけ」

──エドアルドが戻ってきて、水辺にいる二人を見つける。

エドアルド 「おい、そこの雪だるま」
雪だるま 「・・・?」
エドアルド 「そっちじゃない、こっちを向け!!」
雪だるま 「無茶いうな!! 前しか見えん!!」
エドアルド 「ちっ・・・。相変わらず使えんやつだな」
雪だるま 「何言ってるか聞こえんがなんかムカつくな・・・」
エドアルド 「ちょっと前に『あの世新聞』で見たんだが。おまえ、浮気したらしいな?」
雪だるま 「お、おまえまで」
アラリス 「なんだか分が悪いね、雪だるま」(冷やかし)
雪だるま 「火あぶりにでもされそうな気分だ」
アラリス 「そんなことされたら溶けちゃうのにな」(クス)
雪だるま 「うむ・・・」

──エドアルド、目を吊り上げる。

エドアルド 「貴様、フィアを幸せにするんじゃなかったのか!?」
雪だるま 「いきなり何キレてんだ」
エドアルド 「開き直るな!! 僕からあいつを奪ったくせに!!」
雪だるま 「奪ったってのは、一度はおまえのもんだったってことだぞ」
エドアルド 「そうだ。僕のものだった」(震)
雪だるま 「嘘つくな」
エドアルド 「嘘じゃない。僕とあいつは、ヴァレンヌまで駆け落ちした仲だった」
雪だるま 「おまえがイチャモンつけて無理やり連れてっただけだろうが!!」
エドアルド 「拉致監禁したあげくに無理やり・・・したおまえに言われたくない!! この犯罪者!!」
雪だるま 「なっ・・・」
アラリス 「あーあ・・・」
エドアルド 「モーセの十戒って分かるか? 不信心の徒である貴様には分からんだろうな、国王。いいか、僕が教えてやる。『盗むなかれ、殺すなかれ、犯すなかれ』だ。貴様はこれを全部破った!!」
雪だるま 「あー耳ほじりてえ。手が届かん」
アラリス 「真面目に聞きなよ。法皇使徒が怒ってるじゃないか」(ボソ)
雪だるま 「こいつだって人のこと言えた義理じゃないだろ。異端者火あぶりにしまくったくせに」
エドアルド 「い、異端者は異端者だ。殺して何が悪い・・・。あ、あんなものは虫と同じなんだ」
雪だるま 「無実の人間だっていたろうが?」
エドアルド 「貴様、神聖なる異端審問にケチをつける気か?! 許さんぞ!!」(激怒)

──不毛な議論になりかけたとき、ガーラントが現れる。

ガーラント 「おい法皇使徒、そのへんにしとけ。そいつは言っても聞かんやつだ」
エドアルド 「おまえは誰だ」
ガーラント 「聞いて驚け。おまえの後任(の法皇使徒)が俺だ!」(ドーン)
エドアルド 「なっ・・・。僕の後任だと?」
ガーラント 「そうだ。今じゃレオナちゃんの一番のお気に入り・・・フッフッフッ」
エドアルド 「い、今なんて言った!!!」(驚愕)
ガーラント 「レオナちゃんの・・・」
エドアルド 「げ、猊下を呼び捨てにする気か? ふっふざけるな、このデカブツ!! 色黒!!」(狂乱)
ガーラント 「おいおい。外見上のことは言っちゃいかんぞ?」
エドアルド 「う、うるさい!! おまえみたいなやつが法皇使徒だと!! 嘘だ!!」
ガーラント 「嘘だと思うならレオナちゃんに訊いてみるんだな」
エドアルド 「猊下が・・・猊下が、おまえのようなやつをそばに・・・。そんな・・・」(錯乱)

──そのあいだに、アラリスと雪だるま、話し込む。

アラリス 「・・・というわけで、陸路だったらそのあたりがお勧めだよ」
雪だるま 「いや、聖地攻略の話を聞きに来たわけじゃないんだが・・・」
アラリス 「あ、ごめん。こういう話のほうが興味あると思ったんだけど。つまらなかった?」
雪だるま 「つ、つまらないわけじゃないが・・・」(しどろもどろ)
アラリス 「じゃ、なんの話がいいんだ? 言っとくけどノロケ話ならいらないよ」
雪だるま 「あのな。そこまで無神経じゃない・・・」

アラリス 「それじゃ、何を話せばいいの?」
雪だるま 「うーん、そうだな・・・」
アラリス 「・・・」
雪だるま 「・・・」
アラリス 「結局さ、うちらが話すことなんてないんだよ。そうだろ?」
雪だるま 「む・・・」(木の枝の眉間に小枝のシワ)
アラリス 「だって、わたしは死んじゃったんだし。おまえは生きてる。もう世界が違うよ」

──沈黙が流れる。

雪だるま 「だから、なんだってわざわざ死にに行ったんだ? 聖地なんかに行って!」

──雪だるま、怒る。アラリス、困ったような顔で空を仰ぐ。

アラリス 「うーん・・・。まあ他の女たちみたいに、家庭があるわけでもなかったし。子供もいないし。だから村に残ってもしょうがないだろ? それにガーラントを一人で行かせるのは心配だったし。あの人、アホみたいな突撃とかしそうだったから」
雪だるま 「突撃したんだろ? 実際アホみたいに」
アラリス 「・・・まあね。でも、しょうがなかったんだよ。力がない人間は、誰かの命令に従うしかないんだからさ。あの人は一人だったらバカみたいに強くて、誰の命令も聞かないし、誰にも負けはしないけど、でも自分が族長だって思ったらすごく弱くなってしまった。エナキアの未来を考えれば考えるほど、人の意見を聞こうとすればするほど、身動きが取れなくなっていった。かわいそうな人なんだよ」
雪だるま 「だからわたしがついてないと・・・ってわけか?」
アラリス 「そう。・・・だけどこうやって死んでみたら、いろんなことがバカバカしくてさ。あの人も、もっと自由に生きればいいのにって思ったよ。エナキアの未来なんて考えないで、一人で、好きなところに行って・・・。好きに暮らせば良かったんじゃないかって」
雪だるま 「ああ・・・。あいつ、なんだかんだいって縛られながら生きてるからな」
アラリス 「うん。あの人、不器用なんだよ。自由に生きたいとか言いながら大地に縛られてる」
雪だるま 「おまえもそう思ったわけか? 自由に生きたいと」

──雪だるまの質問にアラリス、しばし考え込む。

アラリス 「・・・いや。わたしは、結構好き勝手に生きられたよ。自分の人生に満足してるから」
雪だるま 「・・・そうか」
アラリス 「でも、一つだけ心残りはあるかも」(チラッ)
雪だるま 「心残り?」
アラリス 「うーん・・・。まあ、口にするとバカみたいなことだけどさ」
雪だるま 「どんなことだ?」
アラリス 「結婚してみたかったってのは、ある・・・かも」
雪だるま 「え、誰と?」
アラリス 「おおおっ、おまえとじゃない!! 誤解するなよ!?」(赤面)
雪だるま 「へー。他にそういうやつがいたのか。知らなかった」(感心)
アラリス 「い、いるに決まってるだろ!! あたりまえだのクラッカーッ!!」(叫)
雪だるま 「・・・どうした急に?」
アラリス 「・・・なんでもない」(落)
雪だるま 「しかもそれレトロギャグだぞ」
アラリス 「・・・・・・・・・」

──雪だるま、体の異変に気づく。

雪だるま 「なんか、もうちょっとで魔法が切れそうな感じが」
アラリス 「魔法?」
雪だるま 「この姿を維持できなくなるというのか」
アラリス 「元の姿に戻るのか? そりゃ良かったね。その格好じゃ不便だろ」
雪だるま 「いや、たぶん・・・向こうの世界に戻っちまう」
アラリス 「あ、ああ・・・。そっか」
雪だるま 「・・・」
アラリス 「そ、それじゃ、最後にひとつお願いしてもいいかな」
雪だるま 「おう、いいぞ」
アラリス 「その・・・。冷たいデコにちょっとキスしても?」

──一変な緊張が流れる。

雪だるま 「キス・・・」
アラリス 「い、いや、深い意味はないんだ。ちょっとかわいいと思っただけ。この雪だるまが!」
雪だるま 「気軽にやってくれと言いたいところなんだが、この問題は非常にセンシティブでな・・」
アラリス 「だっ駄目か。それならいい」
雪だるま 「まあ、ここにはフィアはいないし・・・(ブツブツ)」
アラリス 「いや、忘れて。また浮気だなんだって話になると大変だし」
雪だるま 「そうは言っても、当分こっちには来られないだろうしなあ」
アラリス 「そりゃ、すぐ来てもらっちゃ困るよ」
雪だるま 「だったら、いつやるのかという話に」
アラリス 「それは・・・・・い、今でしょ?」(ごくりと息を呑んで見つめる)
雪だるま 「それ去年の流行語だぞ」(黒々した目でじっと見つめ、注意する)

──ふたり、見つめあう。

アラリス 「じゃ、じゃあ、ちょっとだけ・・・」
雪だるま 「凍傷にならないように気をつけろよ」(笑)
アラリス 「そんなに長くしない!!」(赤面)
雪だるま 「はは。そういや、あのときもこんな喧嘩腰のノリだったな。懐かしい」
アラリス 「そんなの忘れていいよ!」
雪だるま 「別に忘れてはないけど・・」
アラリス 「いいって。あれは忘れて。それで、このキスだけ覚えててくれたらいいから」
雪だるま 「・・・」
アラリス 「それじゃ・・・さよなら。ヴィクター」
雪だるま 「ああ。元気でいろよ・・お、時間切れだ」(徐々に溶け始める)
アラリス 「聖地で死ぬんじゃないぞ。死んだら許さないからな」
雪だるま 「約束は、しか・・ね・・る・・」(形が崩れていく)
アラリス 「おい!! ・・・バカ! 約束しろ!」
雪だるま 「・・・ペシャッ」
アラリス 「ああ・・・。溶けちゃった・・・」
アラリス 「・・・」

──一方、ガーラントの体にも異変が・・・

エドアルド 「だから何度言えば分かる、このデカブツ!! タコ親父!!」
ガーラント 「タコ親父とかいうな・・・うぉっ?」(突然地面に足がのめりこむ)
エドアルド 「ひっ!? 底なし沼が出現したのか!?」
ガーラント 「うわあ!! やめてくれぇー吸い込まれるぅぅぅ!!」(地面に吸い込まれていく)
エドアルド 「おいタコ親父! この手に捕まれ!」(必死で手を伸ばす)
ガーラント 「よ、よせ、法皇使徒! おまえまで巻き込まれ・・・うわあああ!」(悲鳴)
エドアルド 「タコ親父ぃぃぃぃぃ!!」(悲鳴)
ガーラント 「しゅぱーん!!」(地面に吸い込まれて消える)

エドアルド 「あっ僕もあれに吸い込まれれば生き返れたのか!? しまったあああ!!」(苦悩)

──元の世界。

ガーラント 「──誰がタコ親父だああ!!」(と叫びつつ目を覚ます)
女性 「いったいどうなさったの? p_-」(横で起きる)
ガーラント 「ゆ、夢か・・・。変な夢だった・・・」(汗)
女性 「夢でうなされるなんて、子供みたいね」(クス)
ガーラント 「しかしまあ、悪い夢じゃなかったな。あいつに会えたんだから・・・」

──王城。

ヴィクター 「──はっ!?」(目を覚ます)
フィア 「・・・」(身を起こしてじーっと見つめている)
ヴィクター 「な、何か寝言を言ったか?」(汗)
フィア 「アラリス、とか。キスはセンシティブとかなんとか、言ってたけど」(じーっ)
ヴィクター 「・・・・・」
フィア 「どういうこと?」(じーっ)
ヴィクター 「い、いや、話せば長く・・・。だいいち、夢の話だぞ?」
フィア 「長くてもいいから話してみて? どんな夢か興味ある」(じーっ)
ヴィクター 「(死んだな俺・・・)」

──あちら側。

アラリス 「はぁ・・・。また一人になってしまった」
オルカンヌ 「フッ。しょせん人間なんて生まれたときから一人でしょうに」(達観)
アラリス 「・・・聖女か」(チラ)
アラリス 「・・・おまえには分からないよ。友達がいるってことが、どんなことか」
オルカンヌ 「へえ・・・。それじゃ、あなたがわたしの友達になってみてよ」
アラリス 「断る」(キッパリ)
オルカンヌ 「ムキーッ!! も、燃やしてやるぅ!!」(地団駄)

──ギィ枢機卿の邸。

ギィ枢機卿 「うーむ・・・」
エドアルド 「猊下、どうしたんですか」
ギィ枢機卿 「いや、それがな。ネクロマンサーの術式を試しているんだが、どうもうまくいかん」
エドアルド 「そんなことやってたんですか」
ギィ枢機卿 「同じ術式をこちらで試せば、生者を呼び出せるのではないかと思ったのだがな」
エドアルド 「生者を呼び出す・・・」
ギィ枢機卿 「やはり失敗だ。術の手ごたえはあったように思ったが」
エドアルド 「いや、猊下、その術は部分的に成功していますよ。変なものが二つ来てましたから」
ギィ枢機卿 「なに? やはり成功していたか! さすが私だな、ハーッハッハ!!」
エドアルド 「(どこにいてもマイペースで楽しそうだな・・・。僕も見習いたい)」

fin.
【追記】

お正月気分が残っているうちに書いたものですが、公開が遅くなってしまいました。スミマセン。
全体的にコメディタッチのものなので、あまり深く考えずにお読みいただければ嬉しいです。
いちおう「アラリス追悼」の気持ちがこもってたり、こもってなかったり。
2014 / 01 / 17. Posted in お知らせ [編集]
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